左肺低形成について(回想) - ガー子ちゃんの心肺疾患治療記録 - 『闘病ログ』 ~ 病気に関するブログ集めました ~

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ガー子ちゃんの心肺疾患治療記録

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左肺低形成について(回想)

(この記事は、2016年6月、妻の手記を参考に、頑張って思い出しながら書いたものです。)


この時点の体重は2200g。
順調に育っているようで一安心でした。

診察でも「生まれた後、自分で呼吸できそう」というお言葉をいただき、さらに安心。
(実際には、生まれてすぐに酸素サポートが必要でしたが。成長の経過などにもよったのだろうと思いますし、この時点では見えていない血管もありましたし。)


翌週、肺の大きさみるために胎児MRIをすることになりました。
「左肺、大きくなぁれ」と、夫婦で唱えてました。
(※今でも大きくなって欲しいです。)



この左肺が小さいことの問題の根深さを、私たち夫婦はこの時点でほとんど理解できていませんでした。
左肺低形成の影響は、単純に「酸素化の能力が低い」というだけではありません。

まず、左肺につながる血管もあまり育たずに細いので、これが肺高血圧につながっていきます。

肺高血圧は、悪化すると肺うっ血(肺で血が渋滞する状態)や肺水腫(肺の中に水分が漏れ出す状態)につながります。
実際、肺炎をやったときに肺高血圧が進み、肺の状態が悪化し、肺水腫になりました。

そして、肺の悪化が進めば進むほど、手術の負荷に耐えられなくなるので、できる手術が減ってしまいます。
(手術で使われる人工心肺は、肺に負担がかかるそうです。術後、そのダメージの回復だけで丸1日かかるほどです。)


また、肺高血圧だと右心室が血液を送り出す力が余計に必要なので、(度合いによるとは思いますが)右心室が肥大化します。娘の場合、大きくなった右心室が左心室を圧迫し、左心室の機能が低下し、全身に行き渡る血液や酸素が不足していたようです。


左肺低形成に話を戻しますと、右肺が左肺の分まで頑張っている状態なので、感染症などになったとき(片肺に近いので)リスクが高いです。
肺炎などで肺の機能が低下すると、これも肺高血圧につながっていきます。


心疾患と肺疾患、関係ないと思ってたのですが、同じ循環器系で相互に作用するため、娘の場合はダブルパンチになり、難易度を高めていたようです。